AI検索最適化で重要な要素、Webサイトの構造化データで使用されるスキーマ(schema.orgのボキャブラリ)は多数ありますが、特に重要度が高いと考えられるスキーマを、一般的な重要度順にいくつかご紹介し、それぞれの特徴を詳しく説明します。

構造化データとは?

構造化データは、Webページの内容を検索エンジン(Googleなど)がより深く理解できるように、特定の形式(ボキャブラリとシンタックス)で記述された情報のことです。これにより、検索結果で「リッチリザルト」と呼ばれる、より魅力的で情報量の多い形式で表示される可能性が高まり、クリック率の向上などが期待できます。

※まず、自社のサイトに構造化データが導入されているかチェックしてみましょう。

Google構造化データをチェックする

構造化データの役割を分かりやすく動画にまとめましたので、まずこちらをご覧ください。

重要度が高い構造化データスキーマ(重要度順)

(1)Organization(組織) / Corporation(企業) / LocalBusiness(ローカルビジネス)

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  • 簡単な説明: サイト運営者の会社やお店の基本情報(名前、ロゴ、連絡先、営業時間など) を示すためのスキーマです。
  • 特徴: Webサイトを運営している組織(企業、学校、団体、店舗など)に関する基本的な情報(組織名、ロゴ、住所、連絡先、SNSアカウントなど)を定義します。LocalBusiness は実店舗を持つビジネスに特化したスキーマで、営業時間や価格帯などの情報も追加できます。
  • 重要性:
    検索結果のナレッジパネル(検索結果右側に表示される情報ボックス)に組織情報が表示されやすくなります。
    ブランド認知度の向上と信頼性の確立に繋がります。
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構造化データがない ≒ 正体不明の匿名サイト

LocalBusiness はローカル検索(地域名+キーワードでの検索)での表示に不可欠です。

構造化データがないとサイトは正体のわからない匿名サイトとして認識される可能性があります。この場合、どんなに良い情報を発信してもAI検索で評価せれないことがあります。

(2)WebSite(ウェブサイト)

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簡単な説明: サイト全体の情報と、検索結果に出す「サイト内検索窓」 を定義するためのスキーマです。

特徴: Webサイト自体の情報(サイト名、代替名、URL)を定義します。特に重要なのが potentialAction プロパティ内の SearchAction で、これによりサイト内検索ボックスを検索結果に表示させることができます。

重要性:
Googleに対して、特定のドメインがどのWebサイトに属するかを明確に伝えます。

サイトリンク検索ボックスが表示されることで、ユーザーは検索結果から直接サイト内検索を行えるようになり、利便性が向上します。

(3)BreadcrumbList(パンくずリスト)

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簡単な説明: ユーザーが今サイトのどこにいるかを示す 「現在地」表示(例: ホーム > カテゴリ > このページ) を示すためのスキーマです。

特徴: ユーザーがサイト内のどの階層にいるかを示す「パンくずリスト」の構造を定義します。各階層の名称とそのURLを順番に指定します。

重要性:
検索結果ページにパンくずリストが表示されるようになり、ユーザーはページのサイト内での位置を把握しやすくなります。
検索エンジンがサイト構造を理解する手助けとなり、ユーザビリティの向上にも繋がります。

(4)Article(記事) / BlogPosting(ブログ投稿) / NewsArticle(ニュース記事)

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簡単な説明: ブログ記事やニュース記事の内容(タイトル、著者、公開日、画像など) を示すためのスキーマです。
特徴: 記事コンテンツ(ブログ記事、ニュース記事、コラムなど)に関する情報(タイトル、公開日、更新日、著者、発行者、本文、画像など)を定義します。コンテンツの種類に応じて使い分けます。

重要性:
検索結果で「トップニュース」カルーセルやリッチリザルト(画像付き)として表示される可能性が高まります。コンテンツの公開日や更新日が明示されることで、情報の鮮度がユーザーや検索エンジンに伝わりやすくなります。

著者情報(Author)や発行者情報(Publisher)を明確にすることで、コンテンツの信頼性向上に繋がります。

(5) Product(製品)

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簡単な説明:
ECサイトなどで 販売している商品の情報(値段、在庫、レビュー、評価など) を示すためのスキーマです。

特徴:

ECサイトなどで販売している商品に関する情報(商品名、画像、説明、ブランド、価格、在庫状況、レビュー、評価など)を定義します。offers プロパティで価格や販売状況、aggregateRating や review で評価やレビュー情報を記述します。

重要性:

検索結果やGoogleショッピングタブで、価格、在庫状況、評価などの情報を含んだリッチリザルトが表示される可能性が高まります。
ユーザーは検索結果画面で製品の詳細情報を比較検討しやすくなり、購買意欲の向上に繋がります。

(6)) Event(イベント)

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簡単な説明:
セミナーやコンサートなど、 開催されるイベントの情報(イベント名、日時、場所など) を示すためのスキーマです。

特徴:
イベント(コンサート、セミナー、フェスティバル、展示会など)に関する情報(イベント名、日時、場所、説明、チケット情報、出演者など)を定義します。

重要性:
検索結果でイベント情報が目立つ形式(イベントリッチリザルト)で表示され、日付や場所が分かりやすくなります。
ユーザーのイベント発見と参加を促進します。

(7) FAQPage(よくある質問ページ)

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簡単な説明:
「よくある質問と回答」のセット を示すためのスキーマです。

特徴:
「よくある質問とその回答」の形式を持つページの内容を定義します。質問(Question)とそれに対する回答(Answer)のペアをリスト形式で記述します。

重要性:
検索結果ページで質問と回答がアコーディオン形式などで直接表示されるリッチリザルト(FAQリッチリザルト)が表示されることがあります。
ユーザーは検索結果画面で直接疑問を解決でき、サイトへのアクセスを促します。向上にも繋がります。

補足事項

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重要度はサイトの種類による: 上記の順位は一般的な目安です。例えば、ECサイトなら Product、ニュースサイトなら NewsArticle、地域密着型の店舗なら LocalBusiness の重要度が非常に高くなります。自身のサイトの目的やコンテンツに合わせて、最適なスキーマを選択・実装することが重要です。

  • 例えば、地域密着型の店舗にとっては LocalBusiness が圧倒的に最重要スキーマとなり、(1)の中でも特に優先度が高まります。
  • ECサイトであれば Product がビジネスに直結するため、(1)や(2)よりも重要度が高いと判断できます。
  • ニュースメディアやブログなら Article 系がコンテンツの核となるため、重要度は非常に高いです。

AI検索時代の到来と集客戦略の変化

AI検索の導入が進むにつれて、従来のウェブサイトへのアクセスが約30%減少する可能性があると言われています。検索のあり方が大きく変わろうとしている「AI検索時代」において、これまで通りの手法だけでは集客を維持・向上させることが難しくなってきています。

このような状況下で、企業や店舗が効果的に集客を行うためには、新たな戦略が不可欠です。特に重要となるのが、MEO(マップエンジン最適化)ツールの活用と、構造化データの導入です。

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